お知らせ

【どんぐり】吃音を持つ子とその家族のつどい

お知らせ 2019年3月20日

相談支援センターどんぐりでは、         家族.jpg②

就学前の吃音のお子さんの相談を行っています。

吃音は、100人に1人の出現率と言われており、身近に同じような悩みを持つ人がほとんどいません。そこで、悩みを共有できる仲間作りのささやかな一歩として、3月9日(土)に「家族のつどい」を行いました。

 

9家族、本人、保護者、きょうだい合わせて30名程の方が参加してくださ縄跳び.jpg②いました。

まずは自己紹介。自分の名前と好きなことを話してもらいました。

中には、縄跳びの二十跳びや鍵盤ハーモニカの演奏などの特技を披露

してくれたり、お気に入りの本を持ってきてくれたお友達もいて、

大変盛り上がりました。

 

≪第1部  親子遊び≫

まねまね拍手でアイスブレイクをして、少し楽しい雰囲気ができたところで、じゃんけんゲームの定番「かもつ列車」をしました。負けた人が後ろにつながっていくゲームです。最後まで先頭を維持した、じゃんけんが最も強かった人は、背の高いK君のパパでした。

そのあとは、子どもたちが動物の真似をして大人が何の動物かを当てる「ジェスチャーゲーム」をしました。どうやったらいいかわからない子は、お友達に教えてもらってチャレンジ。ちょっと難しい動物もいたけど、みんな動物になりきって、声を出さずに頑張りました。お父さんお母さんさすがです、全問正解!

 さる.jpg② とり.jpg②  ぞう.jpg②  かに.jpg②

 

最後は、「伝言ゲーム」これは思ったより結構難しかったねささやく子.jpg②

答えは、『プリン』と『ラムネ』でしたが、全然違う答えになりました

 

 

 

≪第2部 交流会≫

・子どもたちは自由遊び

大型遊具を出して、元気に遊びました。

初めて会った友達だったけれど、すぐに仲良くなって楽しく遊べました。

子どもたちからは、

「みんな優しかった。」

「自分と同じしゃべり方をしている子がいて少し安心した。」

などの感想をいただきました。

きょうだいからは、

「吃音がある子が他にもいたけれど、いつも聞き慣れているので気にならなかった。」

「もし、きょうだいが他の吃音の子がからかわれたりしたら守ってあげる!」

という心強い感想も頂きました。

・保護者は別室で交流会

これまでのこと、現在の吃音の状況、祖父母や身近な人たちの理解、就学に向けた準備、園の先生やクラスのお友達との関係についてなどなど、いろいろな話題でお話しが尽きず、あっという間の1時間でした。

悩みは皆同じですね。

「共有できて少し楽になった。心強かった。」

「今後も定期的にこういう会があると安心できるので、またやってほしい。」

という感想をたくさんいただきました。

 

今回初めて「吃音のつどい」を開催して、こうした会の必要性の手ごたえを感じました。

来年度も是非開催したいと思います。

みんなで協力して、吃音への理解を少しずつ広げていきたいですね!

ピースする子.jpg②

文責   安田 香実