お知らせ

【職員研修】「防犯研修」を実施しました

お知らせ 2019年9月10日

神奈川県相模原市の津久井やまゆり園で起きた殺人事件から3年たちました。その後も、今年になって、川崎市のカリタス小学校でのスクールバス待ちの子どもたちが襲われる事件など、障がい者や子どもなど弱い立場の人を狙った凶悪な事件が後を絶ちません。

私たち事業団も、これらの事件とは無関係ではなく、日常的に色々な方が福祉の里に出入りされています。それゆえ、日々の安全に気を配り、有事の際に備えた防犯について学ぶ必要があると考え、各務原警察署生活安全課のご協力を得て、「防犯研修」を8月21日(水)に実施しました。

 

<防犯の心構えの講義>

「不審者」が加害者とは限らず、見たことのある人、知っている人が加害者になる事もある。限定すると、大切なことを見逃す可能性がある。日頃から、来客に注意し、「どちらに行かれますか?」「どんな御用件ですか?」と声を掛けて先手を打つ。(先の先)   用件のない人にはお帰りいただく。

◎人を見た目で判断することは難しく、たくさんの来客の中で不審者を見つけることは困難。日頃から自分たちができる事、できない事をイメージし、複数の目で対応できるよう、役割分担しよう!

講義

 

 

 

 

<実技>

◎相手が凶器を持っていたら、立ち向かうのは危険。小部屋に立て籠もろう。

◎特殊警棒もサスマタも絶対的な道具ではない。威嚇する道具として使おう。(椅子やモップでも可)

◎早く通報して、警察を呼ぼう!取り押さえは専門家に任せる。

警棒

 

 

 

 

 

警棒で凶器を持つ腕を折れるほど叩いても犯人は凶器を離さない。

サスマタ

 

 

 

 

サスマタは、1本ではほとんど効果なし。2本でクロスすればまだよし。

 

漠然としていた「防犯」に対する意識が、今回の研修で少しはっきりしてきました。

今後は、各施設で、自分たちができることの役割分担を考え、防犯マニュアル作成に向けて取り組んでいきたいと思います。今後は、自分たちが考えたマニュアルの検証をするなどして、より深めていきたいと思います。

各務原警察署の皆様、ありがとうございました。今後もよろしくご指導ください。